本の読み方について
家の外で漫画や本をじっくりと読む時は眼鏡を外しているのだけれど、見たいもの以外はぼやぼやにぼやけるのがよい。
まあ眼鏡をかけていても漫画に焦点を合わせていると背景がぼやけるのは当たり前なのだが、見る対象から視線を外しても視力が低い故に自動的に焦点が合うことはない、そこにあるけれど輪郭がはっきりとしないという不自由さ、一種の隔離されたかの様な感覚がよいのだ。
その方が集中して読むことができる気がするのである。九割がた気のせいだとは思うが。
私の中でのちょっとした切り替えなのだ。
そして漫画を読み終わり眼鏡をかけた瞬間の「戻ってきたなぁ……」という感覚をそれとなく楽しむのである。
などとそれっぽいことを書いてはみたが、そこに至った一番の理由は別にある。
単純に眼鏡をかけたまま読書をすると、自転車での帰り道に向かいから来る人がぼやけてしまい認識するまでに時間がかかり、双方に危険があるからである。
安全第一。